英語の学習について

TOEICスコアを安定させるには、まずは「リスニングパート」から。

TOEICを受験される方は、誰しもがご自身のスコアに関心があるはずです。このスコアを安定させるためには「リーディングパートよりもリスニングパートの完成を優先させる」ことは大原則と言えそうです。

「リスニングパートのスコアは安定しやすい?」
「スコアを安定させるには、リーディングパートよりもリスニングパートを完成に近づける・・・?」という件に疑問を持たれた方は、ご自身のスコアカードをお確かめください。5回以上の公開テストを受験されている方なら、スコアシートからもリーディングパートよりもリスニングパートの方が、スコアがより安定していることに気づかれるはずです。

最大の理由は、リーディングパートでは大半の受験者が時間切れになってしまうからです。リスニングパートでは、受験者は全員、45分間音声に従って同じペースで試験を進めていきます。この「時間切れがない」ということが全ての受験者にスコアの安定をもたらしてくれるのです。

TOEICのリスニングスコアUPには「速聴力」をつけましょう
TOEICリスニングパートは全ての問題が一度しか読まれません。そして、問題と問題の間隔が極めて短く、また、パート3・パート4ではリスニング中に読まなければならない印字されている設問と選択肢の分量もかなり多くあります。多くの人がそのスピード感についていけないと感じられるはずです。

ここで必要とされるのが「速聴力」です。

速聴力とは文字通り「速く聴く力」ですが、もう少し補足するなら、「耳で聴いたこと」を「頭の中で理解する」までの時間を短縮する力のことです。TOEICパート3やパート4では平均して180wpm(1分間に180語)程度の速さで音声が流されます。これらを聴いて理解できるレベルの速聴力が必要とされるのです。

パート3やパート4は公式問題集のスクリプトなどを見てもらえばわかりますが、内容的にはそれほど高いものではありません。TOEICのスコア500点レベルの人であれば、活字にして読んでみると十分に理解できる内容です。また、ゆっくり読まれれば理解も可能です。しかし、実際には多くの受験者の方が「内容を理解できない」と口にします。

「聴いて→理解」の処理速度が、流れてくる音声の速度に追い付かなくなることが原因なのです。そのために、「速聴力」を高めるトレーニングを行うわけなのです。

「速聴力」を高めるには「音読」がおすすめ
「速聴力」アップには「音読」がおすすめです。
音読することで単語がフレーズ単位で頭の中に残ります。例えば、Thank you very much というフレーズを耳で聴いたときは「感謝してくれた」という内容が瞬時に頭の中に浮かぶはずです。これは何度もThank you very much というフレーズを口にしてきたために、頭の中にフレーズとその意味が蓄積されているのです。Thank「感謝します」you「あなたに」very「本当に」 much「とても」などと一語一語の理解ではありません。このようなフレーズ単位の英語を頭の中に多く蓄積しておくことで、「聴いて→理解」の処理速度が高まるわけです。

運営者:西田 大

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西田 大(にしだ まさる)

TOEIC講師、
英会話スクール講師、
会議通訳者、ガイド通訳者

TOEIC990点、英検1級、全国通訳案内士、IIBC AWARD OF EXCELLENCE、日本英語検定協会賞など。

元公立高校英語教諭。
現在は、企業、大学、英会話スクールなどでTOEICを中心とした講義を行う。
また、通訳としても、国際会議や大臣クラスのアテンド実績多数あり。

著書に『「音読」で攻略TOEICL&Rテストでる文80』、『TOEICテストに必要な文法・単語・熟語が同時に身につく本』、『英語力はメンタルで決まる』など。