英語学習法

単語を暗記することは必要・・・?

「せっかく覚えてもすぐ忘れてしまう」「スペルまで覚えることは必要?」「そもそも暗記は嫌い・・・」。
「英単語」学習はたいていの学習者に避けられがちですですが・・・。

「わからない単語の意味は文脈から想像」は最終手段
リーディング問題の試験中や実際のコミュニケーションなどにおいて、わからない単語に出会った時は「文脈から想像」することはよくあります

私たちは日常生活においてこれを無意識に行っています。例えば、スマートフォンで話していて、相手の言うことが(ノイズや電波状況で)よく聞き取れない場合「文脈から想像」します。
新聞やニュース番組で「日本の合計特殊出生率は・・・」と聞いたとき、この「合計特殊出生率」をズバリ答えることはできませんが、「より精度の高い出生率のことだな・・・」と「文脈から想像」しています。

この日本語で行っている「文脈から想像」する技術は、もちろん英語においても用いるべきです。
しかし、英語学習、すなわち、英語力の向上を目指す上では用いるべきではありません。「わからない単語」は「文脈から想像」するのではなく、一つ一つ覚えて「わかる単語」にしていくことが大切です。

なぜ、フランス人は英語の上達が速く、日本人は英語の上達が遅いのか?
フランスの公用語はフランス語であり、英語は学校で教えられる「教科」にすぎません。そして、フランスの英語学習では「英単語」学習にはそれほど重きが置かれていません。しかし、フランス人の多くは日本人よりも英語をうまく使えます。
大雑把に例えるなら、フランス人の多くの大人は「英検準一級レベル」の英語力は持っています。フランス人の高い英語力はどのようにしてもたらされているのでしょうか?

それは単に、英語とフランス語は多くの共通点を持つからにすぎません
この件についてはいろいろな主張がありますが、基本的な部分まで掘り下げていくと、アルファベットが使用されている時点で、英語学習をする上では日本人よりもフランス人の方が圧倒的に有利です。

例えば、英語で「hospital」が分かれば、フランス語「Hôpital」が何を表すかは簡単に「想像」できます。日本人が中国語を読む場合に似ています。中国語を知らない日本人でも「工期间禁止通行了」という文章が幹線道路の入り口に書かれていれば「工事のため通行止め」というニュアンスはわかります。

「英単語」学習において、フランス語と英語は共通点が多いので、フランス人は大いに「想像」頼ればいいのです。
共通点を持たない日本人は「想像」に頼るのでなく、一つ一つ覚えていくしかありません。

運営者:西田 大

西田 写真

西田 大(にしだ まさる)

TOEIC講師、
英会話スクール講師、
会議通訳者、ガイド通訳者

TOEIC990点、英検1級、全国通訳案内士、IIBC AWARD OF EXCELLENCE、日本英語検定協会賞など。

元公立高校英語教諭。
現在は、企業、大学、英会話スクールなどでTOEICを中心とした講義を行う。
また、通訳としても、国際会議や大臣クラスのアテンド実績多数あり。

著書に『「音読」で攻略TOEICL&Rテストでる文80』、『TOEICテストに必要な文法・単語・熟語が同時に身につく本』、『英語力はメンタルで決まる』など。